糖尿病予防 完全ガイド » 糖尿病を予防する食事まとめ » 糖尿病予防に役立つ玉ねぎの薄皮茶

糖尿病予防に役立つ玉ねぎの薄皮茶

玉ねぎの薄皮を煮出してつくる、玉ねぎの薄皮茶。玉ねぎの白い部分が含まれると玉ねぎの味が強くなるため、つくるときは皮の茶色い部分だけを使うと良いそうです。

そんな玉ねぎの薄皮茶は、糖尿病を予防してくれるのでしょうか。玉ねぎの薄皮茶の効果や実際に飲んだ方の事例、作り方をまとめました。

体内のインスリンの作用を高めてくれる玉ねぎの薄皮茶

玉ねぎの薄皮には、抗酸化ポリフェノールの一種であるケルセチンが含まれています。ケルセチンは抗酸化作用をはじめ、抗炎症作用やがん細胞の増殖を妨害する作用など、さまざまな働きを持つ成分。とくに抗酸化作用が強く、活性酸素を撃退して糖尿病やがん、動脈硬化といった生活習慣病を予防する効果が期待できます。

なぜ期待できるかというと、ケルセチンにはストレプトゾトシンを持つマウスの血糖値を低下させ、血中インスリン濃度を上昇させたという実験結果があるからです。ストレプトゾトシンとは、インスリンをつくる膵臓のβ細胞の細胞死を誘導して、インスリンを低下させる化合物のこと。この実験結果から、ケルセチンは糖尿病の改善に役立つ成分であると言えるのです。

玉ねぎの薄皮には、ケルセチンのほかに硫化アリルも含有。硫化アリルには、細胞を活性化させてインスリンの作用を高める作用があります。この2つの成分がインスリンに働きかけることで、糖尿病を予防してくれるのです。

玉ねぎの薄皮茶を飲んで血糖値を下げた事例

数年前から行っていた健康診断で、血糖値が基準値よりオーバーしていたAさん。62歳の主婦です。甘いものをよく食べていたことが、血糖値に影響したのではないかと考えていました。健康に関心を持っていたこともあり、友人との情報交換で知った玉ねぎの薄皮茶を、1日1~1.5リットルほど飲んでいたそうです。

玉ねぎの薄皮茶を毎日飲むようになってから、血糖値が基準値内に下がり、健康診断で引っかからなくなりました。毎日続けていたのは薄皮茶を飲むことだけだったのだとか。Aさんは、玉ねぎの薄皮茶をこれからも飲み続けていくそうです。

玉ねぎ薄皮茶の作り方

材料

       
玉ねぎの薄皮 5個分
1リットル

作り方

  1. よく洗った玉ねぎの薄皮を、1リットルの水で煎じます。
  2. 10~15分火にかけましょう。最初は強火にし、沸騰してきたら弱火にします。
  3. 火を止めたら、ざるや茶こしを使ってこします。
  4. 冷めたら容器に入れて、冷蔵庫で保存しましょう。

摂取方法

1日あたりコップ2杯が飲む目安です。

ページの先頭へ