糖尿病予防 完全ガイド » 発症したら大変!糖尿病の合併症

発症する前に予防しよう!糖尿病の合併症

ここでは、糖尿病の合併症について情報をまとめています。

全身に広がる糖尿病の合併症

生活習慣病の代表格である糖尿病の別名は「サイレント・キラー」と呼ばれており、自覚症状もなく進行していきます。このため、健康診断で「あなたは糖尿病予備軍。早めに病院を受診し、医師の指示を仰ぎなさい」と指導されても、症状がないので大丈夫と放置してしまう人が少なくありません。

次の段階で待ち構えているのが、糖尿病を原因とした合併症。厄介なことに、これらも自覚症状が乏しくなっています。異常を感じて病院へ駆け込んだ時には、時すでに遅しということも。失明や人工透析を伴う闘病、そして下肢の切断まで行わないといけない時もありますので、絶対に甘く見てはいけません。

早期発見こそ合併症を防ぐ唯一の手段

糖尿病の合併症から、最悪の結果を招いてしまった患者は「糖尿病を甘く見ていた、もっと早く病院を受診するべきだった…」と、口を揃えて言います。

糖尿病の合併症は多岐に渡ります。代表的な例は「糖尿病網膜症」。ひどくなると失明してしまうような病です。目への症状が出てしまってからでは治療が難しいですが、自覚のない早期に診断を受け、レーザー光凝固療法などの治療を受ければ、進行を遅らせることも可能です。

このように早期発見が大事だからこそ、定期検診は怠らないようにしましょう。早期発見と糖尿病予防が、糖尿病から健康を守る唯一の手段です。

糖尿病の合併症に関する、以下のページを設けましたのでご確認ください。

代表的な合併症

糖尿病性網膜症

糖尿病の合併症の筆頭に挙がるのが、こちら。目の網膜には多くの血管が走っていますが、高血糖により損害を受け、血流阻害や出血が起きるようになります。最悪の場合、失明という結果を招きます。

糖尿病性腎症

こちらも恐ろしい合併症のひとつ。原因はまだはっきりとわかっていませんが、糖尿病が全身の動脈硬化を促進させることで、腎臓の毛細血管にも悪影響が及び、老廃物をろ過できなくなる病気です。人工透析が必要になる場合も。

神経障害

神経障害は腎症、網膜症とともに、三大合併症のひとつです。高血糖の状態が慢性化すると、身体の先端にある末梢神経に悪影響が及びます。知覚神経に異常が起こった結果、怪我や火傷、内臓の潰瘍などに対する感知力まで鈍ってしまうこともあるので要注意です。

動脈硬化

動脈硬化の原因の筆頭に上がるのは高血圧や脂質異常症ですが、糖尿病もリスクのひとつです。複数の危険因子が絡み合って動脈を硬化させます。糖尿病患者が動脈硬化の中でも特に気を付けなくてはならないのが「閉塞性動脈硬化症」です。

足潰瘍

足潰瘍は糖尿病によって起こりやすい合併症です。足潰瘍は糖尿病による足切断の主要原因といわれていますので要注意。糖尿病によって、足の感覚が麻痺したり、血流障害によって、足の皮膚の表面が炎症を起こします。「足潰瘍」について詳しく解説しています。

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