糖尿病の初期症状 危険度チェックシート
ここでは糖尿病をチェックする方法を紹介しています。まずは糖尿病チェックシートで自分が糖尿病ではないかを確認しましょう。
糖尿病チェックシート
糖質は人間のエネルギー源となる大切な栄養素です。私たちは毎日の食事から糖質を得たり、運動によって糖質を消費したりしています。
体内にある糖質を測る指針となるのが「血糖値」ですが、健常者はインスリンやその他のホルモンの働きにより、一定の数値範囲をキープしています。しかし、これらの働きが充分でなくなると、次第に糖尿病の症状が全身に現れてきます。以下にチェックシートを設けましたので、自分は大丈夫か、ぜひチェックしてください。
家系に糖尿病患者/生活習慣病患者がいる
2型糖尿病は、食生活や運動習慣などの環境因子と遺伝因子が組み合わさって発症すると考えられています。家族に糖尿病患者や生活習慣病患者がいると、その家系が糖尿病を誘発する遺伝子をもっている可能性が高いと推測されるので、注意が必要です。
若いころに比べ体重が増えた
肥満は糖尿病をはじめとする様々な生活習慣病の要因となるので気をつけましょう。
お腹が出ている(男性/85㎝以上、女性/90㎝以上)
男性85cm以上、女性90cm以上という基準の腹囲の大きさは、肥満度の目安となるメタボリックシンドロームの診断基準の一つです。
運動不足である
運動不足自体は直接的な原因ではありませんが、運動不足によって引き起こされる肥満や生活習慣の乱れなどは糖尿病を誘発する原因の一つとなることがあります。
体がだるく感じられることが多く、疲れやすくなった
糖尿病になると、体内でインスリンの働きが弱くなるのでブドウ糖をエネルギーとしてうまく利用できなくなります。ブドウ糖は体や脳を動かすためのエネルギー源なので、エネルギー不足から体がだるく感じたり、疲れやすくなったりすることがあります。
ストレスの多い毎日を送っている
ストレスを受けると、ストレスに対抗するためにアドレナリンやコルチゾールというホルモンが体内で分泌されます。このホルモンには一時的にインスリンの働きを弱め、体内を高血糖状態にする働きがあります。ストレスの多い生活を続けていると、インスリンの働きが鈍くなり、糖尿病を誘発する原因となることがあります。
甘いもの、または脂っこい料理が好きで、よく食べる
甘いものや脂っこい料理はカロリーが高く、多く摂取していると糖尿病を誘発する因子の一つ、肥満の原因となります。
お酒が好き
お酒の主成分であるアルコールは、1gあたり7kcalと意外にカロリーが高いです。また、お酒と一緒におつまみも食べると食事量も増え、肥満に繋がりやすくなります。
以前に比べ尿の回数が増えた気がする
糖尿病を発症すると、食事から摂取したブドウ糖をエネルギーとして効率よく使うことができず、体内が高血糖状態になります。過剰になったブドウ糖は尿に混ざって排出されるので、尿の回数が多くなります。
のどが渇きやすい
糖尿病で体内が高血糖状態になると、過剰なブドウ糖を尿から排出しようとするので水分が多く必要になり、のどが渇きやすくなります。
1項目につき該当するものを1点として計算し、以下の結果を参照してください。
- 1~3ポイント:今は必要以上に心配することはありませんが、上記の危険要素には注意しましょう。
- 4ポイント:糖尿病リスクが散見されます。ポイントを減らせるよう努力しましょう。
- 5ポイント以上:糖尿病リスクがかなり高め。もしかすると、密かに症状が進行しているかもしれません。すぐに検査の受診を検討してください。
自宅でできる検査キットも
糖尿病の検査は、病院で受けることができます。でも、「時間がない」という理由で先延ばしにすることも多いのではないでしょうか。放置することで症状の悪化を招かないために、何か良い方法はないのでしょうか?
そこでおすすめなのが、自宅でできる検査キット。採血のために必要なツールや、遠心分離機などが同梱されており、利用者はサンプルを郵送して結果を待つだけです。糖尿病以外の疾病についても同時に検査できるので、便利です。ぜひ利用してみましょう。