糖尿病の初期症状まとめ
ここでは、糖尿病初期にみられる自覚症状について調べています。
初期覚症状に乏しいといわれる糖尿病
糖尿病は、多くの生活習慣病と同じく静かに進行するといわれており、初期の自覚症状が乏しいです。そのため、気づいた時にはかなり病状が進んでいる、というケースが多いのです。
また糖尿病で特に怖いのは、合併症です。糖尿病が進行してしまうと、失明や人工透析、動脈硬化、手足の壊疽などが起こります。さらには脳や心臓など、一度の発作で生命を失いかねない重要な器官への疾病を招くこともありますし、神経などの、異常が発生すると日常生活に大きな支障をもたらす器官への疾病を招くこともあります。糖尿病に気づかずに一度でも進行させてしまうと、寿命が10年以上縮んでしまうというデータもあるくらいなのです(※注1)。
身体の発しているSOS信号を無視した結果、糖尿病が手の施しようがない状態まで進んでしまうという事態は、何としても避けたいもの。初期症状を早期に発見することによって、これらの病気の治療の有効性は高まりますので、数少ない糖尿病の自覚症状について、知識を深めておきましょう。
糖尿病の初期症状についてまとめたページを設けていますので、ぜひ参考にしてください。
初期症状 危険度チェックシート
糖尿病の初期に見られる症状をまとめたチェックシートです。まずは簡単にできるチェックシートを実践してみてください。当てはまるものは多くないか、確かめることは大切です。あなたの現状をチェックしてみてください。もし当てはまる項目が多いようなら、すぐに糖尿病対策を行いましょう。
のどの渇き
水分を摂っても摂ってものどが渇く…。そんな異変が現れたら、糖尿病を疑う必要があります。人によっては500mlのペットボトルを一気に飲み干してしまったり、短時間に何度もトイレに行きたくなるなどの行動が現れます。
だるさ
糖尿病の初期症状の中でも特に恐ろしいのがこちら。特に理由もないのに、疲労感が抜けない、だるいなどの症状が慢性化していきます。こうなると、朝起きれなかったり仕事中に眠くなるなど、日常生活の中に大きな悪影響が出てしまうので要注意です。
体重減少
最近、周りの人から痩せた、痩せたといわれたり、ダイエットをしていないのに体重が減ったり、特にダイエットもしていないのに痩せた時は喜んでいる場合ではないかもしれません。原因不明の体重減少の影には、糖尿病による慢性的なエネルギー不足が潜んでいる可能性があります。
目のかすみ
目のかすみがある場合は要注意。糖尿病は失明まで起こします。もし失明してしまったら、想像を絶する不便な毎日を送らなくてはならなくなります。目に異変を感じたら、すぐに対策を行いましょう。
眠気
糖尿病になると、脳に送られる糖分が不足して眠気が起こることがあります。初期症状としてみられる眠気では、眠気が強すぎて仕事にも支障がでることもあるので要注意です。ここでは、糖尿病によって眠気が起こる仕組み、予防方法を紹介しています。
頻尿
頻繁にトイレに行きたくなる場合は注意が必要です。糖尿病の初期症状として「頻尿」はよく起こる症状です。ここでは、頻尿の原因と夜間頻尿、多尿、頻尿を起こすその他の病気についても解説しています。
しびれ
手足にしびれが感じられる場合は、糖尿病の症状が出始めているかもしれません。しびれが起こる原因やしびれが悪化した場合の症状、予防方法などを紹介しています。
※注1:『Association Between Diabetes and Cause-Specific Mortality in Rural and Urban Areas of China|JAMA Network』