糖尿病予防に良い酢玉ねぎの効果
玉ねぎを酢につけておくだけでできあがる酢玉ねぎ。糖尿病に対して、どのように働きかけてくれる食品なのでしょうか。ここでは、酢玉ねぎが糖尿病にもたらす効果や、作り方について紹介しています。
酢玉ねぎには血糖値を下げる効果がある
玉ねぎには、硫化アリルやケルセチンなどの成分が含まれています。硫化アリルは新陳代謝に欠かせないビタミンB1の吸収・活性化を促し、血液をサラサラにして動脈硬化を予防する作用を持つとされる成分です。ケルセチンはポリフェノールの一種で、抗酸化作用や血糖値を下げる作用が確認されています。
これらの成分が血液中にある余分な脂質・糖質の代謝を高めてくれるのです。さらに、玉ねぎの食物繊維や酢に含まれる酢酸が、血糖値の上昇を抑えてくれます。酢玉ねぎは血糖値のコントロールに有効なので、糖尿病の予防に酢玉ねぎを取り入れると良いと言えるのです。
酢玉ねぎを食べて、ヘモグロビンA1cを11.4から5.4に下げた事例
酢玉ねぎを食べることで、血糖値を大幅に下げた事例を紹介します。77歳のAさんは、3年ほど前に受けた健康診断で、ヘモグロビンA1cの測定値が11.4%もあったそうです。そんな結果が突然出たので、改めて別の病院で診察を受けましたが、血糖値の高さに間違いはありませんでした。医師からは、糖尿病の薬を飲むように言われてしまったのだとか。しかし、Aさんは薬が嫌いだったため、自分の努力で状態を良くできないかと考え、見つけたのが酢玉ねぎを食べることでした。
酢玉ねぎは、昼食と夕食の間におやつ感覚で食べていたとのこと。一度の摂取量は、小皿に大盛り程度。玉ねぎをつけていた酢は、他の料理に加えて積極的に摂るように心がけていました。他の食事にも気を遣い、野菜の積極的な摂取や白飯の減量も実施。さらに、毎晩45~50分のウォーキングも取り入れていました。
酢玉ねぎを食べ始めて半年ほど経ってから健康診断を受けたところ、ヘモグロビンA1cが5.4%まで下がっていたと分かりました。薬は一切服用していないとのこと。それからも血糖値が上昇したケースは一切なく、今もヘモグロビン1Acの測定値は5%を維持できているのだそうです。
酢玉ねぎの作り方
材料
玉ねぎ | 2個 |
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酢 | 500ml |
作り方
- 玉ねぎは皮をむいて水洗いします。洗い終わったら水気を切り、5mmほどの厚さに切っておきましょう。
- 清潔な広口瓶に切った玉ねぎを入れたら、まんべんなく浸かるまで酢を投入します。
- ふたをして、冷暗所で7~10日間つけておいたらできあがりです。