糖尿病でも入れる医療保険とその保障内容は?
高額な入院費用を払えるか不安、万一の入院に備えて保険に加入したいと考えても、糖尿病などの持病がある場合は通常の医療保険に入れない場合があります。
こちらでは、糖尿病でも入れる医療保険とその保障内容を紹介します。
糖尿病患者の入院時自己負担額は平均19,835円/日
平成26年に厚生労働省が行った患者調査によると、糖尿病患者の平均在院日数は平均35.5日となっています。
また、益財団法人生命保険文化センターが行った平成28年の生活保障に関する調査によると、入院時の1日当たりの自己負担費用は19,835円となっています。
糖尿病で治療入院となった場合高額な費用がかかる可能性が高いといえるでしょう。可能ならば、いざというときに備えて医療保険に入っておきたいところです。
医療保険は大きく分けて3種類
医療保険にはいくつかの種類があります。
通常の医療保険
持病のない方が選択する保険です。糖尿病の場合は、通常の医療保険では条件をクリアできず、加入できない場合が多いでしょう。
引受緩和型医療保険
通常の医療保険の条件をクリア出来ず加入出来なかった場合は、引受緩和型医療保険を考えます。
引受緩和型医療保険とは、保険に加入する時の条件を緩和した保険です。3~5個ほどの健康状態に関する質問をクリアすると加入できますが、通常の医療保険よりは保険料が高くなります。また、加入して1年は保障が半分となります。
加入時の質問内容の例としては、
- 現在入院していないか
- 過去2年以内に入院や手術をしていないか
- 過去5年以内にがんや心疾患などの病気の診断を受けていないか
といった内容の質問のようです。
糖尿病の場合、質問内容から考えると、病気が進行する前のなるべく早い時期の方が保険に加入しやすいといえるでしょう。
無選択型医療保険
引受緩和型医療保険の条件もクリアできなかった場合に考えるのが、無選択型医療保険です。無審査で加入することが出来ますが、保険料は通常の医療保険や引受緩和型医療保険と比較すると高くなっています。
医療保険の保障内容は入院日額5千円~1万円程度
保障内容は各保険会社により異なりますが、だいたいが入院日額5千~1万円程度、手術1回につき3万~20万円程度の保障となっています。保険会社によっては、それらの保障に加えて、先進医療や通院に関する保障を付けられる保険もあります。